不動産の担保価値は、担保物件の時価評価額をベースにして、処分する場合に考えられる減価要因や費用負担を控除した後の実質価格で把握します。 審査の受付は支店で行いますが、各支店が受けた融資案件を本店審査部で一括で審査し、実地調査は各支店が実施するというローン会社が多いです。最初にご相談を受けた段階では、まず支店の営業職が簡単な相場や流通価格を調べます。申込を受けた段階では、ローン会社が提携している不動産鑑定士に鑑定を依頼する流れとなります。その場合、調査費用の負担が発生します。
※担保評価とは関係なく、 金融機関ごとに融資額の上限が決められていますので、その上限を上回る評価の不動産を担保にしても、会社で定めた融資額の上限を超える融資はできません。 |
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不動産鑑定における評価について |
不動産鑑定士による複雑な鑑定方法については、ここで説明はしませんが、地価公示価格や路線価格等を材料にして複雑な方法で鑑定します。ローン会社の提携した不動産鑑定士は、比較的に高めの評価をすると言われています。低い評価は安全ですが、金融会社にとっては商売を遠ざける結果にもなります。
不動産鑑定における評価額は、不動産鑑定士によりバラバラですが、大きい差はないと思います。不動産鑑定士の鑑定した評価額と処分する時の流通価格は違います。万が一の時にはスピーディに処分する必要がありますので、流通価格の7割程度で融資の上限とします。 |
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既存借り入れがある場合のご注意 |
既存の借り入れがあるケースで、担保物件に1番抵当権が設定されている場合、順位が2番でも融資をするローン会社を選ぶ必要があります。また、融資が可能なケースでも、1番抵当権の抵当権設定額を差し引いた融資額になるのは当然です。 |
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